2026年10月15日確認
埼玉県内の高校12校から、ちょっと珍しい部活動13種類を紹介します。掃除部、カヌー部、馬術部、ジャグリング部、ロボット相撲に取り組む部活など、学校によって活動はさまざま。各校の公式情報をもとに調べました。部活動の募集状況や活動内容は年度によって変わるため、入学を検討する際は最新情報も確認してください。
高校の部活動といえば、野球部やサッカー部、吹奏楽部などを思い浮かべますよね。でも埼玉県の高校を調べてみると、「そんな部活まであるの?」と驚く活動が見つかりました。なかには全国大会で活躍している部活もあります。
『ひとやすみっけ』のかおかーさんです。高校選びでは偏差値や通学時間も大切ですが、子どもが夢中になれるものがあるかも気になります。今回は川口・戸田・浦和・大宮・越谷を中心に、埼玉県内のユニークな部活動を調べてみました。学校ごとの活動内容、所在地、公式ページをまとめて紹介します。
埼玉の高校にはどんな珍しい部活がある?
最初に紹介するのは、学校公式サイトで確認できた13種類の活動です。水辺で取り組む競技から、ものづくり、頭脳戦、地域での活動まで同じ「部活動」でも内容はずいぶん違います。
なお、ここでいう「珍しい」は一般的な部活動一覧ではあまり見かけない活動を選んだものです。県内の学校数を調査して珍しさを順位付けしたランキングではありません。
カヌー部/ボート部/オリエンテーリング部/自転車競技部
メカトロニクス部/鉄道研究会
クイズ研究部/競技かるた部/天文気象部/射撃部
掃除部/ジャグリング部/馬術部
※活動内容から分かりやすく分類したもので、学校公式の分類とは異なる場合があります。
川口工業高校には「掃除部」全国大会で2連覇
今回調べた中で、特に驚いたのが川口工業高校の「掃除部」です。名前だけを見ると、校内のお掃除をする部活なのかなと思いますよね。でも実際は、清掃技術を学んだり、道具を工夫したり、ごみ拾いを競技として楽しんだりする活動をしています。
掃除部は、高校生が制限時間内にごみ拾いの量や質を競う「スポGOMI甲子園」に参加しています。なんと2024年と2025年の全国大会で連続優勝。2025年大会の優勝を受けて、埼玉県は2026年1月に大会史上初となる2連覇を発表しました。
学校の過去の活動報告には、清掃の専門企業から技術指導を受けた様子も掲載されています。掃除という身近な作業にも、専門技術やチームで取り組む面白さがあるんですね。部活動をきっかけに環境問題へ関心を持つこともできそうです。
カヌーや馬術も スポーツ系の珍しい部活6校
運動部の中にも、普段あまり体験する機会のない競技があります。越谷東高校のカヌー部や、立教新座高校の馬術部などはその代表例。全国大会を目指して取り組む学校もあり、競技を高校から始める生徒がいる部活もあります。
| 高校名・所在地 | 珍しい部活動 | 公式情報・地図 |
|---|---|---|
|
越谷東高校 越谷市増林5670-1 |
カヌー部 カヌースプリントに取り組む部活。静かな水面でカヌーを速くこぎ、着順を競います。2026年も全国大会に出場しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
南稜高校 戸田市美女木4-23-4 |
ボート部 水上のボートをオールでこいで速さを競う競技。2026年のインターハイでは女子舵手付きクォドルプルが決勝6位に入りました。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
立教新座高校(私立・男子校) 新座市北野1-2-25 |
馬術部 馬とともに取り組むスポーツ。障害物を跳び越える競技などに挑戦し、2026年度も全国大会への出場権を獲得しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
国際学院高校(私立) 北足立郡伊奈町小室10474 |
射撃部 標的の中心を狙って得点を競うスポーツ。ビームライフルやエアライフルなどの競技に取り組んでいます。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
県立浦和高校(男子校) さいたま市浦和区領家5-3-3 |
オリエンテーリング部 地図などを使ってチェックポイントを巡り、タイムを競うスポーツ。2026年の全国大会にも出場しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
城北埼玉高校(私立・男子校) 川越市古市場585-1 |
自転車競技部 競技用自転車でレースに取り組む部活。学校は2026年6月、関東大会への出場について報告しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
カヌーとボートは似ているように感じますが、使う道具やこぎ方も違います。越谷東高校のカヌー部は「漕ぐと前に進む」と説明しており、ボート競技とは別の特徴があります。また、馬術や射撃のような競技は、学校によって設備や活動場所、参加条件が異なるため、見学時に確かめたいところです。
南稜高校のボート部は、高校から競技を始める生徒が多いと紹介されています。一方で練習日数も多いため、未経験でも始められるかだけではなく、学習や通学との両立も考えながら検討したいですね。
ロボット相撲やジャグリングも 文化系の部活動7選
文化系の部活動も個性豊かです。ロボットをつくって対戦させたり、星を観測したり、鉄道模型の作品を発表したり。学校案内で部活動名を見ただけでは、活動の面白さが伝わりにくいものもあります。
| 高校名・所在地 | 珍しい部活動 | 公式情報・地図 |
|---|---|---|
|
川口工業高校 川口市南前川1-10-1 |
掃除部 清掃技術や環境問題を学び、スポGOMIにも参加。2024年・2025年の全国大会で連覇した部活動です。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
越谷総合技術高校 越谷市谷中町3-100-1 |
メカトロニクス部 ロボット相撲やロボットアメリカンフットボールなどに取り組み、設計・製作したロボットで大会に出場します。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
富士見高校 富士見市上南畑950 |
ジャグリング部 ボールなどを使ったパフォーマンスに取り組み、文化祭や地域イベントなどで発表しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
大宮高校 さいたま市大宮区天沼町2-323 |
クイズ研究部 早押しクイズなどに取り組む部活。2026年には生徒が企画・問題作成・運営を担う大会を開催しました。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
浦和第一女子高校(女子校) さいたま市浦和区岸町3-8-45 |
競技かるた部 小倉百人一首を使った競技に取り組む部活。2026年には全国高校選手権の団体戦に出場しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
越谷北高校 越谷市大泊500-1 |
天文気象部 星や気象を観測する部活。太陽黒点の観測や天体撮影、文化祭での自作プラネタリウムなどに取り組んでいます。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
|
立教新座高校(私立・男子校) 新座市北野1-2-25 |
鉄道研究会 鉄道模型の製作などに取り組み、2026年度の全国高校鉄道模型コンテストでも入賞しています。 | 部活動の詳細を見る → 📍 地図を見る ↗ |
大宮高校のクイズ研究部では、2026年4月に「大宮オープン2026」という大会を開催。問題作成や運営だけでなく、得点表示のシステムまで生徒が制作したそうです。クイズが好きという気持ちから、企画やプログラミングにも活動が広がっているのが面白いですね。
越谷北高校の天文気象部も印象的でした。星を見るだけでなく気象データを継続的に集めたり、文化祭で自作のプラネタリウムを公開したりしています。観察することが好きな子や、ひとつのテーマをじっくり調べたい子には、気になる活動ではないでしょうか。
「好きなこと」が高校選びのきっかけになるかも
高校選びを始めると、どうしても偏差値や進学実績から学校を調べがちですよね。でも、先に興味のある部活動を見つけてから学校を知る、という順番もあっていいと思います。例えば鉄道やロボットが好きな子なら、それに関わる活動がある学校は自然と気になります。
一方で、部活動の名前が気に入っても、実際に入れるかどうかは別の話。学校によっては大会出場を目標に練習量が多かったり、活動場所が校外だったり、部費や道具の費用がかかったりすることもあります。好きなことを無理なく続けられる環境かどうかも大切ですね。
また、部活への入部を希望する場合は、その高校への入学が前提になります。今回紹介した中には男子校・女子校や私立高校もあるため、部活動だけでなく学校の募集条件、学科、通学方法などもあわせて検討しましょう。
珍しい部活を見学するなら、ここを確認したい
気になる部活を見つけたら、学校公式サイトで活動の様子を確認してみましょう。ただし、掲載されている実績が数年前のものだったり、年度によって活動人数や練習内容が変わったりすることもあります。現在の募集状況まで確かめると、入学後のイメージが具体的になります。
活動内容や大会実績、最近の更新を確認
学校説明会や部活動体験の対象学年・申込方法を確認
練習日数・帰宅時間・費用・通学方法をチェック
特にスポーツ系では、練習場所までの移動や土日の活動が気になるところです。ものづくり系の部活なら、使える設備や大会参加の機会なども知りたいですよね。学校説明会の際に部活動見学ができるか、公式サイトで案内を探してみてください。
未経験でも入れる?部活によって条件はさまざま
「珍しい競技だから、経験者しか入れないのでは?」と思うこともありますよね。でも、例えば南稜高校のボート部は、高校から競技を始める生徒が多いと学校が紹介しています。越谷東高校のカヌー部も、初心者から全国大会で活躍する生徒がいると案内しています。
ただし、すべての学校・部活動が初心者を同じ条件で受け入れているとは限りません。入部条件や用具の準備、経験の有無については、見学や説明会で個別に確認する必要があります。特に安全管理が重要な活動では、学校の指導体制やルールも確認しておきたいですね。
部活動を選ぶときは、強豪校で競技に打ち込みたいのか、好きなことを楽しみながら続けたいのかでも希望が変わります。学校名だけでなく、子ども自身がどんな高校生活を送りたいかを聞きながら、一緒に考えられるとよさそうです。
高校選びは部活動から探してみるのも面白い
今回紹介した12校には、掃除部、カヌー部、馬術部、ジャグリング部など、学校ごとに特色ある活動がありました。どれも学校公式ページで確認できる部活動ですが、活動頻度や参加条件は年度によって変わるため、進学先として考える場合は新しい情報も必要です。
わたしが今回面白いと思ったのは、勉強の得意・不得意だけでは分からない、その子の「好き」が生かせる場所があることです。部活動が高校選びのすべてではありませんが、夢中になれるものから進路の選択肢が広がることもありそうですね。
※この記事は2026年10月15日時点で確認できた学校・自治体の公式情報をもとに作成しています。掲載した実績には2024年・2025年の活動記録も含みます。部活動の存続状況、募集条件、練習日数、見学の可否は必ず各校へご確認ください。




