制服を家で洗うためのブレザー・学ラン・プリーツスカートのお手入れガイド

ブレザーや学ラン、プリーツスカート、セーラー服は、洗濯表示で家庭洗濯が認められていれば家で洗えます。ただし、上着が洗えてもスカートやリボンまで同じ方法で洗えるとは限りません。まずはそれぞれのタグを確認しましょう。

『ひとやすみっけ』のかおかーさんです。制服はクリーニングに出すものと思っていると、自宅で洗ってよいのか迷いますよね。女子の制服で気になるプリーツや襟のお手入れも含めて、洗い方と干し方をまとめました。

目次

まずは洗濯表示を見る

「ブレザーだから洗えない」「ポリエステルだから洗える」とは決められません。制服には裏地や芯地、装飾なども使われています。素材名だけで判断せず、完成した製品の扱い方を示す洗濯表示を見ます。

タグはブレザーや学ランなら内ポケット、セーラー服なら内側の脇付近、スカートなら腰の内側などに付いています。場所は商品によって異なるため、見つからなければ内側をひと回り探してみてください。

表示の特徴意味
おけに×家庭での洗濯はできない
おけに手手洗いができる表示で温度などの条件も確認する
おけに数字数字は洗濯液の温度の上限
数字入りのおけの下に線1本弱い洗濯処理ができる
数字入りのおけの下に線2本非常に弱い洗濯処理ができる

表示の数字は「その温度で洗わなければならない」という意味ではありません。「40」なら40℃までです。タグに添えられた中性洗剤やネットの指定も合わせて読みましょう。

消費者庁の洗濯表示一覧を見る

洗う前の準備

洗えると分かったら、ポケットの中身を出すところから。内ポケットのペンやティッシュも忘れずに。そのまま洗ってしまうと大変なんですよね。どこのご家庭も経験があるかと…。外せる名札や校章を取り外し、ファスナーやホックは製品の案内に沿って閉じます。

スカートは洗う前にひだの向きや重なりを見ておくと、干すときに整えやすくなります。初めてなら写真に残しておくのもひとつ。ほどけかけた縫い目や外れそうなボタンがないかも一緒に見ておきましょう。

  • 上着とスカートなどを別々に表示確認する
  • ポケットを空にして外せる付属品を取り外す
  • 表面のほこりを衣類用ブラシで軽く落とす
  • 指定に合う洗剤と洗濯ネットを用意する
  • ハンガーと干す場所を先に準備する

洗濯機と手洗いを使い分ける

洗濯機で洗えるものは形を整えてネットに入れ、表示に対応するコースを選びます。カンコーはほかの洗濯物と分けて洗うよう案内しています。洗剤は「中性」などの指定と対応素材を確認してください。

手洗いの場合は指定の温度と洗剤で洗濯液を用意し、たたんだ制服を優しく押して洗います。強くもんだり、ねじって絞ったりするのは避けます。すすぎも水を替えながら押すように行い、水分の取り方はタグの指定に従います。

洗濯機の「手洗いコース」は名前だけで使用可とは判断できません。消費者庁は機種の対応確認を案内していますが、制服メーカーが洗濯機を使わないよう指定している場合は、その指示を優先しましょう。

カンコー公式の洗濯方法を見る/消費者庁の洗濯表示リーフレットを見る

プリーツスカートの洗い方

プリーツスカートはひだがあるから家庭洗濯できないというわけではありません。洗える製品もあります。ただし、水洗い不可のものを洗うとプリーツが崩れることがあるため、スカート自身の表示が出発点です。

洗濯機で洗う場合はひだの向きを整えてから無理なくたたみ、ネットに入れます。ぎゅうぎゅうに押し込むのは避けましょう。洗う強さや脱水時間は商品に合わせ、強いコースや長い脱水へ自己判断で変更しないようにします。

洗い終わったらすぐに取り出します。ひだがねじれたまま乾かないよう、元の折り目に沿って手で整えてから干すのがポイント。洗濯槽に置いたままにすると余計なシワが付き、後の仕上げも大変になります。

イトキン公式のプリーツ製品のお手入れを見る

スカートは筒状に干す

カンコーが紹介しているスカートの干し方は、ウエスト部分を複数の洗濯ばさみで留める筒干しです。内側に空間を作ることで風が通ります。ひだは元の向きに整え、横に引っ張って広げないようにします。

プリーツスカートを干す流れ

洗い終わったらすぐ取り出す
↓
元のひだに沿って形を整える
↓
ウエストを複数箇所で留めて筒状にする
↓
表示に従って風通しのよい場所で乾かす

表面が乾いていても、ウエストやポケット、裏地には湿り気が残ることがあります。トンボでは内側を乾かしやすくするため、スカートやスラックスを裏返して干す方法も紹介しています。製品の指定に合わせてください。

早く乾かしたくても、乾燥機を使えるとは限りません。家庭洗濯と乾燥機の可否は別の表示です。特に制服は縮みや型崩れが気になるため、洗濯から乾燥まで自動で進む設定になっていないか見ておきましょう。

トンボ公式の洗濯と干し方を見る

ひだが乱れたときは

プリーツにアイロンを使う前には、温度とスチームの可否を確認します。アイロンが使えてもスチームは禁止されている場合があります。ひだを戻したいからと高温で強く押さえるのは避けましょう。

カンコーはプリーツの裾を洗濯ばさみで固定し、あて布をしてアイロンをかける方法を紹介しています。これはアイロンとスチームが使える製品での方法です。元の折り目を合わせ、固定具にはアイロンを当てないようにします。

ひだの位置が分からなくなったり、広範囲に崩れたりした場合は、無理に新しい折り目を付けず専門店へ相談を。家庭で直せるシワとプリーツ加工の変化は同じではなく、アイロンで必ず元通りになるとは限りません。

カンコー公式のプリーツとアイロンの案内を見る

セーラー服は襟も整える

セーラー服にも家庭で洗えるものがあります。ブレザーと同じく洗濯表示を確認し、洗える場合は指定の方法でネットや手洗いを使い分けます。スカーフやリボン、取り外せる胸当てはそれぞれの扱いを確認してください。

干す前には大きな襟が折れたり、ねじれたりしていないかを見ます。肩や袖、裾と一緒に形を整えて干しましょう。襟やラインの汚れが気になっても、漂白剤を使えるかは別に表示を見る必要があります。

特に紺地と白い襟やラインを組み合わせた制服は、色だけを見て洗剤を選ばないことが大切です。蛍光増白剤や漂白剤の扱いもメーカーの案内に合わせ、落ちない汚れは強くこすらず購入店などへ相談しましょう。

ブレザーと学ランの干し方

ブレザーと学ランは、洗い終わったら肩を支えられる厚みのあるハンガーへ。両手で軽く挟むようにシワを伸ばし、襟や裾の形を整えます。カンコーは上着を陰干しする方法を紹介しています。

学ランの襟のパイピングや、制服のプリント・エンブレムにはアイロンを直接当てないよう注意が必要です。付属品や装飾部分は身頃と同じように扱えないため、仕上げの際にも製品の説明を見ておきましょう。

リボンやニットは別に確認

リボンやネクタイは、上着が洗えるからと一緒に入れないようにします。カンコーは水洗いできない商品が多いと説明しています。特にワンタッチ式は金属部品のさびや型崩れにつながるため、家庭で洗うことを避けるよう案内しています。

ベストやカーディガンも別に洗濯表示を確認します。ニットは平干しが指定されることもあり、ブレザーのようにハンガーへ掛ければよいとは限りません。制服一式をまとめて扱わず、アイテムごとに方法を決めましょう。

カンコー公式のリボン・ネクタイのお手入れ案内を見る

毎日のお手入れは少しずつ

帰宅したらポケットを空にしてハンガーへ。スカートはひだを軽く整え、必要に応じて布目に沿ってブラッシングします。雨で濡れた日は、湿ったまま畳んだり収納したりせず、形を整えて乾かしましょう。

かおかーさん

ポケットを空にする、ひだを整えて掛ける。子どもと分担できることもありそうだね

家で洗える制服でも、毎回すべて自分で仕上げなくて大丈夫。落ちにくい汚れやプリーツの乱れはお店に頼りながら、無理なく続けられる方法を選びたいですね。まずは上着とスカートのタグを一緒に見るところから始めてみてください。

※2026年10月24日に確認したカンコー学生服・トンボ・イトキン・消費者庁の公開情報をもとに作成しています。実際のお手入れでは、お手元の制服の洗濯表示とメーカーの指示を優先してください。

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この記事の内容は、公開時点で確認した情報をもとにしています。内容は変更される場合があるため、必要に応じて公式情報や各サービスの案内もあわせてご確認ください。

かおかーさん

この記事を書いている人

こんにちは、「ひとやすみっけ」を運営するかおかーさんです。子育てをしながら、家族で楽しめるお出かけ先や、毎日の暮らしに役立つ情報を集めています。埼玉南部の身近な話題から、子どもたちが好きなもの、大人もちょっと気になるものまで。「これ、よさそう!」と思える発見を、わかりやすくお届けします。

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