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🌈親子でみっけ!
埼玉のまちでみっけ
落ち葉がサツマイモを育てる!?
三芳町で
畑のひみつをみっけ!
カサカサの落ち葉とおいしいサツマイモ。見た目はまったく違うけれど実はつながっているんだ。埼玉県三芳町には林の落ち葉を畑の土づくりに生かす農業が受け継がれているよ。
その名前は「落ち葉堆肥農法」。ちょっと難しそうな名前だけれど手がかりは足元にある落ち葉。林から畑へとつながるひみつを探してみよう。
落ち葉が畑の土づくりに大活躍
「堆肥」は落ち葉などが微生物の働きで分解されてできるもの。畑の土づくりなどに使うよ。微生物は目では見えないほど小さな生きものなんだ。
この地域では林の落ち葉を集めて堆肥にする。できた堆肥を畑に入れることで作物が育つ土を豊かにしてきたんだよ。
集めた落ち葉はすぐに堆肥になるわけではないよ。農林水産省の資料(PDF)では土の中の微生物などの力で1〜2年かけて堆肥になると紹介されているんだ。
人が落ち葉を集める仕事と小さな生きものの働き。どちらも土づくりにつながっているんだね。落ち葉の山の中でゆっくり変化が進んでいると思うと見方が変わりそう。
林の落ち葉 → 堆肥 → 畑の土づくり → サツマイモ
食べものにつながる道を見つけた!
畑のそばに林がある理由
この地域はもともと火山灰に覆われた土地で栄養分が少なく水にも乏しかったんだ。農業をするには難しい条件がそろっていたよ。
そこで昔の人たちは木を植えて林を育てた。平らな土地にある林なので「平地林」と呼ばれるよ。畑と一緒に林も育てることで毎年の落ち葉を土づくりに使えるようにしたんだね。
家のある場所から畑と林が細長く続く土地の分け方も残っているよ。地図で上から見ると短冊のような形。暮らす場所と食べものをつくる場所がつながっているんだ。
林には鳥や植物など多くの生きものも暮らしている。農家の人が手入れを続けてきた林は畑を支えるだけでなく生きもののすみかにもなっているよ。
三芳町の富の川越いもにつながる
三芳町の上富では落ち葉の堆肥を生かしてサツマイモが育てられているよ。「富の川越いも」という名前で親しまれているんだ。「富」は「とめ」と読むよ。
「富の川越いも」には紅赤・紅あずま・紅はるか・シルクスイートなど複数の品種があるんだ。品種はサツマイモの種類のこと。売り場で名前を見比べるのも楽しそうだね。
農家の直売所が並ぶ「いも街道」も三芳町にあるよ。直売所は育てた人から直接買えるお店のこと。「富の川越いも」の看板やのぼり旗を探してみよう。
サツマイモを手にしたら皮の色や形も観察してみてね。焼きいもにしたときは中の色や食感はどうかな。食べるときにも自分の「みっけ」が見つかりそう。
身近な落ち葉の工夫が世界農業遺産に
「武蔵野の落ち葉堆肥農法」は江戸時代から360年以上受け継がれてきた農業。三芳町だけでなく川越市・所沢市・ふじみ野市にも広がっているよ。
この3市1町にまたがる地域の農業の仕組みは2023年7月に世界農業遺産に認定されたんだ。認定したのは国連食糧農業機関(FAO)だよ。
世界農業遺産は昔から続く農業の知恵や風景などを未来に受け継いでいくためのもの。大きな建物だけでなく毎年繰り返してきた人の仕事にも大切な価値があるんだね。
親子で探す3つのみっけ
- 落ち葉の形をみっけ!
散歩の途中で足元を見てみよう。丸い葉や細長い葉はあるかな。ふちのギザギザにも注目。 - 畑と林のつながりをみっけ!
道から見える景色を眺めてみよう。畑の向こうに林はあるかな。地図の航空写真で細長い土地を探すのも面白いよ。 - サツマイモの名前をみっけ!
直売所で品種の名前を見てみよう。お店の人に食べ方を教えてもらうのもいいね。
行ってみたいときのメモ
- 目当ての場所:埼玉県三芳町上富の「いも街道」周辺
- 直売所の営業日・営業時間・販売する品種は農家や時期によって違うよ。
- 畑や林は農家の大切な仕事場。見学や体験の案内がある場所ではそのルールを守ってね。許可なく中へ入らず道から観察しよう。
三芳町公式の「富の川越いも」の案内には「いも街道」のパンフレットへのリンクもあるよ。行く前に場所を調べてね。
いつもは通り過ぎてしまう落ち葉も畑につながる大事な材料だった。次にサツマイモを食べるときは林や小さな生きものの働きも思い浮かべてみよう。身近な食べものの向こうに三芳町の畑のひみつをみっけ!
参考にした公式情報
- 三芳町「武蔵野の落ち葉堆肥農法」
- 三芳町「富の川越いも」
- 農林水産省「大都市近郊に今も息づく武蔵野の落ち葉堆肥農法」
- 農林水産省「武蔵野の落ち葉堆肥農法」紹介資料(PDF)
- 農林水産省「旅する農業遺産」埼玉県武蔵野地域
- 埼玉県「世界農業遺産」
情報確認日:2026年11月1日




