ガチャガチャを回したあと、空になったプラスチックのカプセル。お店の回収ボックスに入れたら、その後どうなるのか気になりませんか?実は、バンダイの取り組みでは回収したカプセルをプラスチック原料に戻し、新しいカプセルに生まれ変わらせています。何気なく入れていた回収ボックスの先には、資源を循環させる仕組みがありました。
『ひとやすみっけ』のかおかーさんです。子どもがガチャガチャを楽しんだあと、残るのは中身を取り出したカプセル。「これって全部ごみになるのかな?」と思って調べたところ、想像以上に工夫された取り組みが見つかりました。今回は2026年10月18日時点のメーカー公式情報をもとに、回収後の流れや家庭でできることを紹介します。
ガチャガチャの空カプセルは回収後どうなる?
ガシャポンの空カプセルを回収する仕組みは、すでに長く続いています。バンダイナムコグループでは2006年から回収・リサイクルに取り組んでおり、回収したカプセルの一部を再資源化していると説明しています。
カプセルは回収されたあと、リサイクル工場で「ペレット」と呼ばれる小さなプラスチック原料に加工されます。その原料をガシャポンの生産工場で活用し、新しい商品のカプセルを製造する仕組みです。一度使ったものが、また別の商品を包むカプセルになるんですね。
ただし、回収したカプセルがすべてそのまま新しいカプセルになるわけではありません。公式の説明でも再資源化されるのは一部とされており、回収状況や材質によって取り扱いが異なる可能性があります。
空カプセルが新しく生まれ変わるまでの流れ
ガチャガチャのカプセルは、使い終わったらお店で回収して終わりではありません。バンダイは、玩具メーカー・店舗運営会社・物流会社が協力することで、カプセルを回収し、資源としてもう一度活用しています。
大きな流れはお店での回収、物流を通じた回収品の運搬、リサイクル工場での原料化、そして新しいカプセルの製造です。細かな選別や加工の工程は設備によって異なりますが、公式に紹介されている資源循環の基本は次のようになっています。
空カプセルが新しいカプセルになるまで
① お店の専用ボックスで回収
使い終わった空カプセルを集める
↓
② 物流を通じて運搬
回収したカプセルを次の工程へ
↓
③ プラスチック原料に加工
リサイクル工場でペレットへ
↓
④ 新しいカプセルを製造
再生原料を生産工場で活用
年間約42トンものカプセルが回収されている
どのくらいのカプセルが回収されているのかも調べてみました。バンダイナムコアミューズメントが2025年3月31日に公開した記事によると、2023年度には年間約42トンもの空カプセルを回収したそうです。
42トンと聞いても、なかなか想像できないですよね。小さなカプセルでも、たくさん集まれば大きな量になります。全国のさまざまな店舗から回収しているからこそ、こうした規模の取り組みにつながっているのでしょう。
なお、この数字は2023年度の実績です。2026年の回収量が42トンと発表されたわけではありません。また、回収量と再生原料になった量は同じではないため、42トンすべてが新しいカプセルになったという意味でもありません。
ガシャポイントステーションはどんな回収ボックス?
バンダイナムコアミューズメントが運営する「ガシャポンのデパート」などには、「ガシャポイントステーション」という空カプセル回収マシンが設置されている店舗があります。ガチャガチャを楽しんだあと、その場で不要になったカプセルを回収できる仕組みです。
面白いのは、回収に協力するとアプリ内のスタンプを貯められること。対象店舗では「ナムコポイントアプリ」のカプセル回収チャレンジに参加し、マシンの二次元コードを読み取ってカプセルを入れると、スタンプを獲得できます。
スタンプを集めると、店舗で使える特典クーポンを受け取れる仕組みもあります。ただし、対象店舗や特典内容、取得条件は店舗によって異なります。単に回収ボックスへ入れるだけで、必ず景品がもらえるというものではありません。
回収ボックスには何でも入れていいの?
空カプセルを回収する取り組みがあっても、どんなプラスチック製品でも入れていいわけではありません。基本は、その回収ボックスが対象としている空カプセルを入れることです。お菓子の容器やペットボトルなど、別のものを一緒に入れないようにしましょう。
ガチャガチャの商品には、カプセルのほかに説明書や商品を包む袋、紙のタグなどが入っていることがあります。これらは回収の対象外となる場合があるため、カプセルだけを取り出して入れ、店頭の案内表示に従ってください。
また、すべてのガチャガチャ売り場に回収ボックスがあるとは限りません。設置しているお店でも、回収できるカプセルの種類が限定されている可能性があります。迷ったときは店舗スタッフに確認するのが安心です。
空カプセルを工作やアートに使った事例も
空カプセルには、原料に戻して新しい製品を作る方法だけでなく、形を生かして別のものに使う方法もあります。バンダイナムコアミューズメントは、過去にカプセルを使った楽器づくりやアートイベントを開催した事例を紹介しています。
2024年10月には京都で、大学生が子どもたちと一緒にカプセルを使ってマラカスなどの楽器を制作したそうです。2022年には、空カプセルと布を使った参加型のアートイベントも実施されています。捨てる前に、別の使い道を考える発想も楽しいですね。
家庭で工作に使う場合は、カプセルの割れた部分や小さな部品によるけが、誤飲に注意が必要です。小さな子どもがいる家庭では、材料を口に入れないよう、大人がそばで見守りながら楽しみましょう。
かおかーさん空カプセルがまた新しいカプセルになるなんて面白い!子どもにも話したくなるね
家庭で捨てる場合はどう分別する?
回収ボックスが近くにない場合は、自治体のごみ分別ルールに従って処分します。プラスチック製のカプセルだからといって、全国どこでも同じ分別になるわけではありません。自治体によっては、プラスチック製品と容器包装プラスチックを分けて回収しています。カプセルトイの容器をどの区分に入れるかは、住んでいる市区町村の分別検索やごみ収集案内で確認してください。
また、家庭で出たプラスチック製品を、お店のガシャポン用回収ボックスへ何でも持ち込んでよいというわけではありません。店頭回収は対象品目が決まっていることがあるため、家庭ごみの回収場所として利用しないようにしたいですね。
子どもとガチャガチャを楽しむときの小さな発見に
ガチャガチャは、カプセルを開ける瞬間がいちばん楽しいものかもしれません。でも、そのあとに残ったカプセルの行方を知ると、いつもの遊びが少し違って見えてきます。
『ひとやすみっけ』として面白いと思ったのは、リサイクルが特別な勉強ではなく、買い物のついでに参加できることです。子どもが「これ、どうなるの?」と思ったとき、身近なものから環境の話につなげられるのはいいですよね。
次にガチャガチャを楽しむときは、近くに空カプセルの回収ボックスがあるか探してみるのもよさそう。回収された一部が新しいカプセルに生まれ変わると知っていたら、いつものお買い物のあとに、小さな発見が増えるかもしれません。🌱





