「ベビーカーを預けたあと、搭乗口までずっと抱っこ?」「旅行先にも持っていくか迷っている」。赤ちゃん連れの飛行機旅行では、空港内の移動も気になりますよね。ANA・JALなどには、搭乗口まで使えるベビーカーの貸し出しサービスがあります。
『ひとやすみっけ』のかおかーさんです。今回は、ANA・JALの国内線と、埼玉からも利用する機会のある羽田・成田空港を中心に調べました。借りる場所や返すタイミング、持参したベビーカーを預ける場合との違いをまとめます。
空港で借りるベビーカーは旅先まで持ち出すものではない
まず知っておきたいのは、航空会社が貸し出す空港用ベビーカーは、空港内を移動するためのものということ。借りたまま飛行機に乗せ、到着後にホテルや観光地まで持っていくサービスではありません。
また、航空会社が搭乗客に貸すものと、空港の案内カウンターが貸すものでは、利用対象や返却場所が異なります。「空港で借りられる」と分かっていても、どのサービスを使うかまで確認しておくと当日迷いにくくなります。
| サービス | 主な用途 | 確認すること |
|---|---|---|
| 航空会社の貸し出し | 搭乗前などの空港内移動 | 受付場所・搭乗口での返却・到着後の利用 |
| 空港施設の貸し出し | 対象エリア内での移動や見学 | 利用対象・使える範囲・返却場所 |
| 空港外で使うレンタル | ホテルや観光地などでの利用 | 料金・予約・貸出期間・返却条件 |
ANA国内線は専用カウンターで相談できる
ANAの国内線では、赤ちゃん連れの方に貸出用ベビーカーを用意しています。利用したい場合は、空港の「お手伝いが必要なお客様専用カウンター」へ。借りたベビーカーは搭乗口まで使えます。
到着後も借りたい場合は、搭乗当日に出発空港の係員へ伝えるよう案内されています。着いてから考えるより、出発時にまとめて相談しておくと、その後の移動をイメージしやすくなりますね。
ただし、台数には限りがあり、希望どおり借りられない場合があります。また、子どもの月齢によっては利用できません。対象年齢や注意事項はベビーカー本体に表示されているため、借りる際に係員と確認しましょう。
JAL国内線は事前予約不要で搭乗口まで使える
JALの国内線では、空港用ベビーカーを無料で貸し出しています。事前予約は不要で、搭乗当日に「スペシャルアシスタンスカウンター」または有人カウンターへ申し出ます。こちらも搭乗口まで利用できます。
到着後の貸し出しを希望する場合は、ANAと同じく出発空港で係員へ伝える案内です。台数には限りがあるため、必ず借りられると考えず、返却後や借りられなかった場合の移動方法も用意しておきたいところです。
JALでは、持参したベビーカーを無料で預かるサービスも案内しています。自分のベビーカーを預け、空港内では貸出用を使う方法なら、旅先では使い慣れたものを利用しつつ、搭乗前の移動にも備えられます。
借りてから搭乗するまでの流れ
持参したベビーカーを預ける場合は、貸出用を利用できるか、その場で合わせて相談するとスムーズです。子どもを降ろしてから荷物を整理し始めると慌ただしいので、預ける前に必要なものを手元へ移しておきましょう。
航空会社の貸出用ベビーカーを使う流れ
① 出発空港のカウンターで申し出る
子どもの月齢を伝え、到着後も借りたい場合は一緒に相談します。
② 貸出用で搭乗口へ移動
保安検査などでは係員の案内に従います。
③ 搭乗口で返却
子どもと荷物を降ろし、返却場所は搭乗口係員に確認します。
④ 到着後は案内された方法で移動
到着側の貸出用や、預けたベビーカーの受取場所を確認します。
搭乗口で返したあとは、貸出用ベビーカーを使わずに機内へ向かいます。空港や搭乗方法によって移動の仕方も変わるので、抱っこひもなど普段使っている移動手段があると、その区間にも備えやすくなります。
羽田空港の案内カウンターは利用対象に注意
羽田空港の公式サイトにある「ベビーカー貸し出し(空港内使用)」は、見学・見送りの方を対象にした案内です。飛行機に乗る方が航空会社から借りるサービスとは分けて確認してください。
貸出場所として、第1・第2ターミナルの2階一般エリアの案内カウンターなどが掲載されています。搭乗客として借りたい場合は、まず利用する航空会社の窓口を調べておくと、空港内で探し回らずに済みます。
羽田には空港外で使う有料レンタルの案内もありますが、空港内用とは別サービスです。旅先や外出先まで持ち出したい場合は、料金だけでなく、受け取り・返却場所や利用期間も確認しましょう。
羽田空港のベビーカー貸し出し案内
羽田空港の子ども連れ向けサービス一覧
成田空港は案内カウンターで無料貸し出し
成田空港では、ターミナル内の案内カウンターでベビーカーを無料で貸し出しています。公式FAQによると事前予約はできず、利用したいときに最寄りの案内カウンターへ立ち寄る方法です。
使い終わったら、近くの案内カウンターへ返却します。航空会社の「搭乗口まで使えるベビーカー」と同じ返却方法ではないため、借りる際に保安検査後も使えるか、どこへ返すかを聞いておきましょう。
成田は利用する航空会社によってターミナルが異なります。「成田空港にある」と確認するだけでなく、自分が出発するターミナルの貸出場所を見ておくと、子どもと荷物を抱えて遠回りすることを減らせます。
成田空港のベビーカー貸し出しに関するFAQ
成田空港の子ども連れ向け設備と貸出場所を見る
自分のベビーカーを持っていくかは旅先の移動で考える
空港で借りられると分かると、自分のベビーカーは置いていこうかと考えるかもしれません。ただ、空港内の貸し出しだけでは、到着後の観光やホテルまでの移動はカバーできません。旅先で使う場面があるかを先に考えましょう。
| 旅行の予定 | 考えたい選択肢 |
|---|---|
| 旅先で歩く時間が長い | 使い慣れたベビーカーを持参するか、現地レンタルを手配する |
| 車移動が中心で使用場面が少ない | 空港内の貸し出しと、返却後の移動手段を組み合わせる |
| 乳児で使える機種が限られる | 貸出機の対象月齢や仕様を確認し、持参も検討する |
| 一人で子どもと移動する | 子どもを抱く場面と、荷物を運ぶ場面を合わせて考える |
わたしなら、空港だけでなく「到着してからホテルに着くまで」を想像して決めたいです。移動時間や昼寝のタイミングまで含めると、荷物を減らすことと、親子が楽に過ごせることのバランスを取りやすくなりそうです。
預ける前に荷物と付属品を整理しておこう
自分のベビーカーを預けるなら、下のかごに入れたおむつや着替え、飲み物などを取り出しておきます。機内で使うものをひとつのバッグにまとめておくと、貸出用に乗り換えるときも、搭乗口で返すときも慌てにくくなります。
JALの子連れ旅行案内でも、おもちゃやフックなど、引っ掛かったり外れたりする付属品は外すよう勧めています。折りたたみ方も出発前に確かめておくと、空港で係員に説明するときや、自分で畳むときに役立ちます。
なお、小さく畳めるベビーカーでも必ず機内へ持ち込めるわけではありません。ANA・JALともサイズや手荷物の個数などに条件があります。「持ち込み可能」という製品の表示だけで決めず、利用便の規定と照らし合わせてください。
国際線やLCCは利用する便の案内を確認
この記事で紹介したANA・JALの利用方法は、国内線の公式案内をもとにしています。国際線、海外の空港、ほかの航空会社でも同じサービスがあるとは限りません。コードシェア便では、実際に運航する会社も確認しましょう。
調べるポイントは、貸し出しの有無、対象月齢、借りる場所、返す場所、到着後の対応です。「持参したベビーカーを無料で預けられる」という案内と、「貸出用を借りられる」という案内は別なので、それぞれ確かめてください。
頼れるサービスを使って移動の負担を少し軽く
赤ちゃん連れの旅行は、持ち物を考えるだけでもひと仕事。空港内の長い距離をずっと抱っこで歩くのが心配なら、貸し出しサービスがあるか調べておくだけでも、当日の選択肢が増えます。
かおかーさん出発するときに、到着後のことも一緒に相談。少し先まで準備しておくと安心ですね。
全部を自分たちだけで頑張ろうとせず、使えるサービスを頼って大丈夫。子どもが飛行機を眺める時間や、親がひと息つける時間が少しでも増えて、移動も楽しい旅の思い出になりますように。
※2026年10月20日時点のANA・JAL国内線、羽田空港、成田空港の公式案内をもとに作成しています。貸出台数、対象月齢、対応空港、利用場所などは異なります。出発前に利用する航空会社と空港の最新情報をご確認ください。





