ラーケーションは子どもが保護者等と平日に体験や探究の学びを行う仕組みです。利用には在籍校での制度導入と所定の手続きが必要です。埼玉県では深谷市が2026年6月から市立小・中学校で「ふっかデー」を実施しています。
「ひとやすみっけ」のかおかーさんです。平日に家族で出かけられると聞くと旅行にも使えるのか気になりますよね。何日使えるかや申し込みの期限は自治体によって違います。埼玉の導入例と利用前に知っておきたいことを調べました。
ラーケーションは平日に親子で学ぶ仕組み
名前はラーニング(学び)とバケーション(休暇)を組み合わせたもの。愛知県では2023年度に「ラーケーションの日」を設けました。土日が仕事の保護者も平日の休みに子どもと学びや体験を共有できるようにする狙いがあります。
愛知県の制度や深谷市の「ふっかデー」では取得した日を欠席扱いにしません。記録上は「出席停止・忌引等」として扱う仕組みです。登校した日と同じ意味での「出席」になると説明すると誤解につながるので区別しておきたいところです。
活動は子どもと保護者が一緒に考えて計画します。どこに行くかに加えて何を知りたいのかが大事なポイント。基本の考え方は愛知県のラーケーション公式案内でも紹介されています。
埼玉では深谷市がふっかデーを導入
深谷市の対象は市立小・中学校に在籍する児童生徒です。2026年度の実施期間は6月1日から2027年2月末まで。市外や県外での活動も可能で公共施設や工場の見学、博物館などでの文化体験や自然体験が例に挙がっています。
| 制度名 | 深谷市ラーケーション制度 通称「ふっかデー」 |
|---|---|
| 対象 | 深谷市立小・中学校の児童生徒 |
| 実施期間 | 2026年6月1日~2027年2月末 |
| 日数 | 年間最大3日 各学期1日までで連続取得は不可 |
| 申請期限 | 実施希望日の1週間前まで |
| 当日の連絡 | 「まなびポケット」で学校へ連絡 |
| 実施後 | 保護者がアンケートに回答 |
| 公式案内 | 深谷市教育委員会の制度案内 |
「年間3日」を秋の旅行にまとめて使うことはできません。1学期に使わなかったから2学期に2日取るという使い方も各学期1日の上限に合いません。翌年度への繰り越しも不可です。学校行事や学力テストなど取得できない日もあります。
川口市については2026年11月3日の調査で導入・申請に関する公式案内を確認できませんでした。深谷市の条件をそのまま川口市の学校に当てはめることはできません。利用できるかを知りたい場合は通っている学校への確認が必要です。
旅行も学びの目的を考えて計画する
愛知県のQ&Aでは学びの要素があれば旅行に出かけることもできると説明しています。旅行先を先に決めるより子どもが知りたいことから考えると計画を立てやすくなります。遠出をしなくても身近な場所で学びを探せます。
| 活動の例 | 学ぶ内容の考え方 |
|---|---|
| 博物館や郷土資料館 | 昔の道具と今の道具を比べて暮らしの変化を調べる |
| 公園や自然観察の施設 | 季節による植物の違いや生き物の暮らしを観察する |
| 工場や公共施設の見学 | 身近なものが作られる工程や暮らしを支える仕組みを知る |
表は家庭で計画を考えるための例です。実際に利用する際は学校の制度に沿って内容を決めてください。見学施設の予約や対象年齢、開催曜日も別に確認が必要です。平日に開いていても個人では見学できない施設もあるので予約前に調べておくとスムーズです。
申請から当日の連絡までに必要なこと
深谷市では事前に申請カードを学校へ提出します。書く内容は取得する日や学ぶこと、場所・目的・内容と同行者など。申請カードでは同行者の例に父母や祖父母と成人した兄弟姉妹が挙がっています。
- 学校のルールを読む
取得できない日と学期ごとの残日数を確認 - 子どもと計画を立てる
いつ・どこで・何を学ぶかと同行者を決める - 1週間前までに申請カードを提出する
学校へ提出し必要な連絡事項を確認 - 当日も学校へ連絡する
深谷市では「まなびポケット」での連絡が必要 - 活動後にアンケートへ回答する
保護者が回答し学んだことを家庭でも振り返る
申請カードを出したら当日の連絡は不要というわけではありません。深谷市の案内では両方が必要です。申請カードと公式チラシを読んだうえで準備してください。
授業と給食と保険も計画に入れる
欠席扱いにならなくても学校の授業は進みます。深谷市の申請カードでは当日の学習内容は家庭での自習で補い補習等は行わないとしています。どの授業を受けられないかやプリントの受け取り方も予定を決める際に考えたいところです。
給食の停止や給食費の扱いも気になりますよね。愛知県では学校ごとのルールを確認するよう案内しています。深谷市の今回確認した制度資料には詳しい記載がありませんでした。申請すれば自動的に返金されると考えず在籍校に尋ねてください。
深谷市では活動当日の事故等は学校で加入している保険の適用対象外とされています。保護者の管理のもとで行う活動として安全面や必要な備えを考えることになります。交通費や施設の入場料なども含めて無理のない計画にしたいですね。
同じ制度名でも自治体によって条件が違う
調べるときに気をつけたいのが別の自治体のルールとの取り違えです。たとえば愛知県の通常の「ラーケーションの日」と深谷市の「ふっかデー」では連続取得や届け出の期限に違いがあります。
| 比べる項目 | 深谷市 | 愛知県の通常制度 |
|---|---|---|
| 連続取得 | 不可 各学期1日まで | 可能 |
| 申請・届け出の期限 | 実施希望日の1週間前まで | Q&Aでは前日も可能 早めの届け出を推奨 |
| 使えない日 | 学校行事や学力テストなど学校が示す日 | 学校が設定する場合あり |
比較した愛知県の条件は県の公式Q&Aによるものです。通う学校から配られた案内を基準にしてください。親の休暇取得も別の手続きなので勤務先の予定と子どもの学校の予定を合わせて考える必要があります。
子どもの興味から無理のない一日を
わたしは予定を詰め込みすぎずに子どもが気になっていることを一つ一緒に楽しむくらいがいいなと思います。遠出や準備を頑張りすぎずにできる形を選びたいです。
利用を考えるときは在籍校の制度を確かめるところから。子どもが参加したいかや授業の予定も含めて家庭に合う一日を選べます。この記事は2026年11月3日時点の公式情報をもとに作成しています。実施期間や申請方法は最新の学校案内をご確認ください。




